右手なくしちゃったんだよね・・・
ドラマも好評のようですが、僕は、このアニメ版が一番・・・
なぜなら、呉の軍港も、大和も武蔵も出てくるし・・・
いえ、あるどちらかというと有名ではないものの、味のある軍艦が主役級にクローズ・アップされているのに驚いたのです。
そう、軍事考証がかなりすごいのです!
最初に見たときに、「あのでてくる重巡はなんだろう?」
後ろに砲塔がないけども、利根型じゃないし、最上型の煙突配置にも見えるし・・・
いや、これ、艦尾が水没していて、後部砲塔がギリギリ見えてるんじゃないかい!
これ!どうも、あの「ワレ青葉、ワレ青葉」の青葉じゃないか!
映画のポスターにもなっている
艦尾に書かれた艦名が、「ば を あ」と読める
この絵、左スクリューしか動いていない。
右舷機械室に受けた魚雷による被害を史実通りに再現している。
青葉って、一緒にいた船が沈み(衣笠や熊野がそう)ながらも、ソロモン海の死闘を生き抜き、いっつもボコボコになっても、曳航されても、動けなくなって島に偽装して敵をやり過ごしても、戻ってくる不思議な船で、大破着底しながらも、終戦まで生き残っていた船だ!
映画と同じショット!
このアングルからの動画もYouTubeで見ることができる
小学生の頃、ウォーターライン・シリーズで、龍驤、多摩、那智の次に作った艦船模型が、青葉だった。僕は、戦車模型よりも、艦船模型が先だったのだ。
う~む、僕にとってはなんか親近感を覚える船なんだよね。
人生いろいろ苦労して、いろんなこと経験しながら、リストラされて北方でもそれなりに仕事して・・・
この船も、そんなに最新式の船じゃなかったけども、便利遣いされて、それでも、ガダルカナル周辺の激戦を生き抜いて。
座乗した司令官が戦死したりで、けっして幸運艦ではなかったんだけど、何度大破しても戻ってくるから、「ソロモンの狼」の異名もあるぐらい。
宇垣纒は、戦藻録にて、「青葉は、修理が直って戻ってきたのに、またすぐに損傷した」みたいな愚痴を書いている。
出撃前の宇垣纒
玉音放送後の特攻であったため、靖国には祀られていない
手に持つのは、故山本五十六から送られた懐刀ではなかったか
青葉山もあんまり有名な山じゃないしね。
舞鶴の近くにある山。
この映画、呉が舞台ということもあって、かなりの数の艦艇が出演しています。榛名、龍鳳、利根、天城なども・・・
これはちゃんと観ておかないとね。
能年玲奈は、やはり何か持ってる子だね。
頑張ってほしい!
追伸
うちの母方の祖母は広島のお寺の娘で、香川にお嫁に来たそうです。
原爆が落とされる前の年まで、母方の祖父は広島で再び大学にいっていたそうで、母の家族は広島にいたそうです。
このアニメ(漫画)でも、主人公すずは広島に戻らずに難を逃れてます。
青葉というと、このラーメン屋さんも・・・
雪風(すすきの)、時雨(伊勢佐木町)、青葉(中野ほか)、潮(御茶ノ水)というラーメン屋さんは実在します。
青葉 中野本店