利尻ラーメン「味楽」は、北海道の北端、利尻富士で有名な利尻島利尻町沓形にある、「日本でいちばん行きにくい場所にある超人気のラーメン屋」として有名だが、なんと、関東でも食べられるのだ。今年3月に新横浜のラーメン博物館にオープンしたらしい。
札幌にいた時に、家族で礼文島に行こうと、夜行の「利尻」に乗って、早朝に稚内に到着、すぐさまフェリーで礼文島の香深港に向かったのが懐かしい。
そんな、思い出の「利尻」も廃止されてしまったそうな。そのときは、日程の都合で、利尻島までは回れなかったが、その島の味が楽しめるとは!
きっと、利尻昆布のダシが効いているんだろうなあ。うまい利尻昆布を食べてるから、ウニがうまくなるということらしい。そういえば、うちにも、怒るとウニになる動物がいましたが・・・
懐かしくなって、いろいろ調べていたら、こんなサイトが・・・
そういえば、札幌で、市役所主催のアイヌの人と交流できる会とか参加していたんだよな、なつかしい。アイヌのおばあさんが、小さいころにうちで、クマの子供飼ってたというのには驚いたっけか。
でも、ある程度大きくなると、「熊送り」の儀式をしてお別れするんだと、なんか切ないなあと思ったなあ。「イヨマンテの夜」という歌もありましたね。
なお、この熊送りの儀式は、1955年以降禁止されているが、最近解禁されたとか。動物愛護の点と伝統儀式保護の間に揺れていたのかな。
ちなみに、利尻の味楽に行こうとすると、こうなります。
この寒々とした景色、思い出すなあ~
ということで、新横浜に到着です。
入場券310円也を買って、おめあての「味楽」へ。
ここは、「すみれ」もあるんだなあ~
一番のオススメと言われている、焼き醤油ラーメン900円也を注文。
ついた器と、上の映像の中の器を比べると、新横浜のは、海苔、ワカメがなかったぐらいで、あとは見た目は同じ感じだった。
醤油に火を入れることで塩味が濃くなっているというが、どうなのだろう。
確かに香ばしい香りがするが、思ったほどしょっぱくなく、醤油も強くない。
醤油だけでなく、利尻昆布のダシがかなり出て、効いている感じがする。
スープも美味い、醤油のスープでここまで完飲したのは初めてだ。
ちぢれ麺もいい、札幌では多い麺だ。
幻のラーメンはなかなかのお味。
おすすめである。
なにしろ、遠く、利尻まで行かなくても同じ味が楽しめるのだから。
ここも、北海道のミシェランで掲載店である。