離婚して、遠く離れた息子たちのことを思って、札幌でよく歌ってた曲ですね。
もともと難しい曲ですが、さらに歌うのが辛かった。
今、こうして、長男がちょくちょく僕の下宿?を訪ねてくるようになるとは、隔世の感がありますね。
長男が生まれて、まさに、
「君が僕の前に現れた日から、何もかもが、違くみえたんだ」
という感じでした。
僕にとってはまさに、「光」でした。
仕事の関係から付けた名前でもありますが、長男の名前は、ドイツ語で「光」を表しています。
奏
改札の前、つなぐ手と手
いつものざわめき、新しい風
明るく見送るはずだったのに
うまく笑えずに君を見ていた
君が大人になってく、その季節が
悲しい歌で溢れないように
最後に何か君に伝えたくて
「さよなら」に代わる言葉を、僕は探してた
君の手を引く、その役目が僕の使命だなんて
そう思ってた
だけど、今わかったんだ、僕らならもう
重ねた日々がほら、導いてくれる
君が大人になってく、その時間が
降り積もる間に、僕も変わってく
たとえば、そこにこんな歌があれば
ふたりは、いつもどんな時も、つながっていける
突然、ふいに鳴り響く、ベルの音
焦る僕、解ける手、離れてく君
夢中で呼び止めて、抱き締めたんだ
君がどこに行ったって、僕の声で守るよ
君が僕の前に現れた日から
何もかもが、違くみえたんだ
朝も光も涙も、歌う声も
君が輝きをくれたんだ
抑えきれない思いをこの声に乗せて
遠く君の街へ届けよう
たとえば、それがこんな歌だったら
ぼくらは何処にいたとしても、つながっていける